🗡️ サンスベリアの育て方完全ガイド
「虎の尾」として親しまれる、空気清浄効果抜群の最強観葉植物
基本情報
- 学名
- Sansevieria trifasciata
- 科名
- キジカクシ科
- 原産地
- 西アフリカ
- 耐寒温度
- 10℃以上(理想は15℃以上)
- 育てやすさ
- ⭐⭐⭐⭐⭐(非常に簡単)
置き場所と環境
- 明るい日陰~半日陰が最適
- 直射日光も耐えるが、葉焼けに注意
- 耐陰性が強く、暗い場所でも育つ
- 風通しの良い場所を好む
- 最適温度:20~30℃
- 寝室に置くのも最適(夜間酸素放出)
水やりと湿度管理
- 春~夏:土が完全に乾いてから(7~10日に1回)
- 秋:徐々に水やりを減らす(14~20日に1回)
- 冬:月1回または断水(15℃以下なら断水可)
- 鉄則:「迷ったら水をやらない」
- 乾燥には非常に強いが、過湿には弱い
✨ 空気清浄効果
NASAが認めた空気清浄植物
- ホルムアルデヒド除去
- ベンゼン除去
- トリクロロエチレン除去
- キシレン・トルエン除去
夜間の酸素放出
- CAM植物として夜間に酸素を放出
- 寝室に置くのに最適
- 睡眠の質向上に効果的
- 新築祝いのギフトとしても人気
🌱 植え替えと土
植え替え時期と頻度
- 時期:5月~9月
- 頻度:2~3年に1回
- 鉢がパンパンになった時
- 水の吸収が悪くなった時
用土の配合
- サボテン・多肉植物用土が最適
- 自作配合:赤玉土5、軽石3、腐葉土2
- 水はけを最優先に考える
- 素焼き鉢:通気性良く初心者におすすめ
🌿 増やし方
株分け(確実な方法)
- 親株を鉢から抜く
- 地下茎でつながった子株を見つける
- 清潔なナイフで地下茎を切る
- 切り口を2~3日乾燥させる
- 1週間後から少量の水やり開始
葉挿し
- 健康な葉を根元から切る
- 5~10cmに横切りする
- 上下を間違えないよう印をつける
- 切り口を2~3日乾燥させる
- 1~2ヶ月で発根・発芽
💡 よくあるトラブルと対処法
葉がしわしわになる
極度の水不足。少量ずつ水やりを再開し、徐々に回復させる。
葉が黄色く柔らかくなる
根腐れ(水のやりすぎ)。すぐに植え替え、腐った部分を切除。
葉先が茶色くなる
水道水の塩素、肥料焼けが原因。水を一晩汲み置き、肥料を控える。
害虫対策(カイガラムシ)
白い綿のようなものが付着。アルコールを含ませた綿棒で除去。
🌿 サンスベリアの人気品種
ローレンティー
最も一般的。黄色い縁取りが美しい。高さ60~100cm。
ハニー
小型種。ロゼット状に育つ。高さ20cm程度。
ムーンシャイン
銀白色の美しい葉。希少種。成長は遅め。
スタッキー
円筒形の葉が特徴。別名「ミカド」。乾燥に特に強い。
ボンセレンシス
扇状に広がる肉厚の葉。コンパクトで育てやすい。
キリンドリカ
棒状の葉が上に伸びる。省スペースで人気。