💙 紫陽花の育て方完全ガイド

梅雨を彩る美しい花!土壌の酸度で色が変わる神秘的な花

💙 紫陽花の基本情報

学名
Hydrangea macrophylla
科名
アジサイ科
原産地
日本
開花期
6月~7月
育てやすさ
★★★★☆(簡単)

🏠 栽培環境

最適な置き場所

  • 午前中の日当たりが良い半日陰
  • 西日の強い場所は避ける
  • 風通しの良い場所
  • 水分を好むので湿り気のある環境

土壌条件

  • 水はけが良く保水性のある土
  • 腐葉土を多く含む肥沃な土
  • pH5.0~7.0(色の変化を楽しむ)
  • 酸性土壌で青色、アルカリ性で赤色

🌈 花色のコントロール

💙 青色にしたい場合

酸性土壌(pH5.0~5.5)。硫酸アルミニウムや鹿沼土を使用。

❤️ 赤色にしたい場合

アルカリ性土壌(pH6.5~7.0)。苦土石灰を施用。

💜 紫色にしたい場合

中性土壌(pH6.0~6.5)。バランスの取れた土壌作り。

🤍 白色品種

土壌のpHに関係なく白色。アナベルなどが代表的。

💧 水やりと肥料

水やり管理

  • 乾燥を嫌うので常に土が湿った状態を保つ
  • 夏場は朝夕の2回水やりが必要
  • 葉がしおれる前に水をあげる
  • 鉢植えは受け皿に水を溜めても良い

施肥

  • 2月に寒肥として堆肥や有機肥料
  • 4月と9月に化成肥料を追肥
  • 花色を保ちたい場合は専用肥料を使用
  • 開花期は肥料を控える

✂️ 剪定管理

剪定時期

  • 花後すぐ(7月下旬まで)に行う
  • 遅くなると翌年の花芽を切る恐れ
  • 冬の剪定は花芽を確認してから
  • 古枝の更新は3年に1回程度

剪定方法

  • 花から2~3節下で切り戻し
  • 弱い枝や込み合った枝を間引き
  • 株元から出る新しい枝は残す
  • 全体の1/3程度を目安に剪定

🌱 植え替えと増やし方

植え替え

  • 時期:3月~4月、10月~11月
  • 鉢植えは2~3年に1回
  • 根詰まりしたら一回り大きな鉢に
  • 地植えの移植は休眠期に行う

挿し木での増殖

  • 時期:6月~7月(梅雨時期)
  • 新梢の先端10~15cmを挿し穂に
  • 下葉を取り除き水に挿して発根促進
  • 湿度を保ちながら明るい日陰で管理

🌺 主な品種

🌸 ハイドランジア

一般的なアジサイ。土壌により色が変化する品種群。

🤍 アナベル

白色の大きな花房。新枝咲きで剪定が簡単。

🌿 ガクアジサイ

日本原産。中央の両性花を装飾花が囲む。

🌺 カシワバアジサイ

葉の形が特徴的。秋の紅葉も楽しめる。

🚨 よくあるトラブルと対策

🍃 葉がしおれる

水切れが原因。こまめな水やりで回復する。

🌸 花が咲かない

剪定時期が遅いか、日照不足。適期の剪定を心がける。

🐛 害虫

アブラムシ、ハダニに注意。早期発見と薬剤散布。

🍂 葉が黄色くなる

水切れや栄養不足。適切な管理で改善。

💡 栽培のコツ

💧 水分管理

アジサイは水を好む植物。乾燥させないことが美しく咲かせる秘訣。

🌈 色の楽しみ方

同じ株でも鉢を分けて異なる土壌で育て、色の違いを楽しむ。

💐 切り花利用

蒸散を抑えるため葉を減らし、水揚げをしっかり行う。